膝関節ケア商品の高まりとUMIN登録からみる最新の臨床試験動向
昨年は多くの届出の撤回が見られた機能性表示食品ですが、
膝関連の商品は過去5年間で最も届出件数が多かったのをご存じでしょうか?
また、届出に付随して、臨床試験も多く実施されています。
そこで今回は、膝関連商品の情報や臨床試験の動向についてご紹介します。
◆ 膝関節ケア商品の高まりと
臨床試験登録からみる臨床試験の最新情報 ◆
高齢化社会の進展に伴い、膝の健康に対する消費者の関心が高まっていることが、
関連製品の届出数の増加からも、うかがい知ることができます。
関連する機能性表示食品で多く使用されている成分としては、
グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンペプチド、
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン、非変性II型コラーゲンなどがあります。
弊社にて販売している原料もありますので、
気になる原料がありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
機能性表示食品として届出するには臨床試験に基づく論文が必要となります。
その臨床試験を実施する際には、臨床試験登録(UMIN登録等)が必須となっています。
登録された臨床試験の動向を掴むことで、
各社どのような事を重視しているのか等を推測することが出来ます。
2024年分のUMIN登録分析をしましたので、分析の結果を共有いたします!
これまでの登録数は年間400~500件程で推移していましたが、
2024年は570件を超える数が登録されていました。
領域別での登録実績としては、整腸、肌、抗疲労、安全性の順で多く
どの領域にも属さない探索的な試験は過去5年間で最も多く100件近く登録されています。
これらの要因は、紅麹の件をうけた安全性試験の増加や
機能性表示食品が目的ではない探索的な試験が増加した影響だと考えています。
また、更年期や月経随伴症状等の女性の症状にフォーカスを当てた
フェムテック試験も過去5年間で最も多く登録されていました。
多くの女性が活躍する中で、女性をサポートする製品の需要が高まっている事がうかがえます。
実際にEBFでもフェムテックに関する試験を数本サポートしております。
機能性表示食品の制度に関して、今年の4月から必須となるPRISMA2020対応や
紅麹の件を受けた各種改正など、様々な変更があるため
どのように対応すべきか迷われているお客様も多いかと思います。
これを機に自社エビデンスを積み重ねていくことを検討してみてはいかがでしょうか?
EBFでは届出のサポート以外にも、こういったエビデンス取得のサポートも行っています。
UMINの分析から最新のトレンドを把握することで試験領域やデザインの提案をおこない、
より価値のあるエビデンス取得を目指します。
試験デザインや費用感等お気軽にご相談ください!