機能性表示食品の届出に必要な情報


機能性表示食品の届出をするためには、
様々な情報が必要となります。
どういった情報が必要なのか把握できていますか?
もちろん、ガイドラインに記載されていますが、
分かりづらくもっと簡潔に知りたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。
(実際に私がそうでした。)
そこで今回は、機能性表示食品の届出に必要な情報について
簡単に説明します。

◆機能性表示食品の届出に必要な4つの情報◆


届出を行う関与成分や要因によって必要な情報及び書類は変わってきますが、
大きく下記の4つが必要となります。


① 安全性の情報
② 機能性の情報
③ 生産・製造、品質の情報
④ 健康被害の情報収集に関する情報

それぞれのポイントについて簡単に説明します。
1.安全性の情報
届出商品及び関与成分について、食経験や既存情報、安全性試験に
基づき安全性を証明する必要があります。
新規成分で食経験や既存情報がない場合は、
安全性試験(in vitro及びin vivo試験、ヒト試験)で評価します。

2.機能性の情報
機能性についての情報は、
届出商品(最終製品)を用いた臨床試験結果又は
関与成分のSRのどちらかが必要となります。
届出を検討している成分や届出をしたい機能性に関する情報を
自社で把握していない場合でも
EBF事業推進室で文献検索から対応することが可能ですので、
お気軽にご相談ください。
https://bhn.co.jp/ebf/reseach_review/

3.生産・製造、品質の情報
届出商品及び関与成分がどのように製造されているのか
また、安定した品質を担保できているのかといった情報が必要となります。

4.健康被害の情報収集に関する情報
届出商品を摂取し、万が一健康被害が発生した場合の
相談窓口や連絡体制、対応方法等の情報が必要となります。


届出に必要な情報について少し整理できましたでしょうか?
必要な資料や情報を収集しまとめる時間がない、
自社で対応するにはハードルが高いと感じる方は、
一度、EBF事業推進室にご相談ください。
EBFで相談する




EBFのプロジェクトサポートの実例

研究やヒト臨床試験のサポート等を行ってきましたが、
新たなサービスとしてプロジェクトサポートを開始しました。
本日のメルマガでは、
具体的なサポートの事例についてご紹介します。

◆機能性表示食品を販売するためには何から始めたら良いの?◆


機能性表示食品に新規参入することになるお客様には、
一般食品と機能性表示食品の違いなどの基本的な情報をお伝えする事から始めました。
届出には2種類の方法がある事、それぞれの所要時間やコスト、
想定している製品で謡えそうなヘルスクレームの提案など
2週間に1回ペースの面談でご説明し
機能性表示食品への理解を高めていただきました。

その後、費用を抑え最短で届出可能なSRからトライしたい!とご判断いただき、
届出に向けてのサポート業務が開始となりました。
しかし、関与成分の根拠となる情報が不足していたため
食品に含まれる成分の分析から行うことにし、
無事に届出が完了しました。

その後、更に付加価値を付けるため
新たな有効性についても確認したいという希望があり
ヒト臨床試験のサポートも行っています。

「機能性表示食品届出サポート」というサービスを実施されている
会社様は多数いらっしゃると思いますが、
必要なエビデンスの取得から届出サポートまでを1社で完結することができる会社は他にはないのではないかと思います。
また、OEM製造もおこなっているため、市場動向や製品化、販促に関する相談もお受けすることができます。
届出に必要となる情報が不足している場合でも、
弊社にサポートの依頼をしていただければ
全てフォローすることが出来ます。

EBF事業推進室では、機能性表示食品の詳しいことはよく分からないけど
チャレンジしてみたいという気持ちを大事にしています。
お客様の考えている事をお聞かせください。
誠心誠意サポート致します。




大盛況御礼!EBF第二回ウェビナー振り返り

先日2月26日に
「PRISMA2020と制度改正にどう対応するか?~機能性表示食品の生き残り戦略~」
というタイトルで2回目のウェビナーを開催しました。

第2回 EBFウェビナー開催決定!

今回も本当に多くの方々から反響をいただき、ご関心を頂けたことに感謝申し上げます。

また、都合が合わず参加できなかったというお声もいただきましたので、
本日は、ウェビナーのポイントを簡単に振り返ります。


◆大盛況だった
EBF第2回目自社ウェビナー◆

2回目の開催である事や、1回目のウェビナーアンケートでも希望の多かった
機能性表示食品の今後の対応に関する内容だった事から
想定よりも多く約85社90名以上の方々にご参加いただきました。
改めて身の引き締まる思いでございました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

ウェビナー終了後に行ったアンケートやお問合せの結果からも
今後の方針を検討されているお客様が多い事がうかがえます。
ウェビナー終了後アンケートお問合せの結果

今年の4月以降、機能性表示食品の新規届出はPRISMA2020への準拠や
新しい書式での届出などやらなくてはならないことがたくさんあります。

消費者庁の4月以降の動きを確認してから、
対応策を検討することも選択肢のひとつではありますが、
現時点で分かっている情報を活用し、事前に準備を進めることで
4月以降に備えることも可能です。

第2回 EBFウェビナー開催決定!

第2回 EBFウェビナー開催決定!

また、新規ではない既存届出についても、随時PRISMA2020に対応していく必要があるため
早めに完了することがビジネスチャンスへつながると考えています。

BHNでは、現時点で2原料のPRISMA2020受理実績があり、最新の
消費者庁の差戻し動向を把握していますので、
ぜひお気軽にご相談ください。

ウェビナーで他にどのような話をしたのか気になる
もっと詳細の話が聞きたい・・とお考えの方は
お気軽にお問合せ下さいね。

詳細はこちら




号外:ビーエイチエヌも注目!イサダで世界を元気に!? クラウドファンディングのお知らせ

EBF落谷が懇意にさせていただいている帝京科学大学の山田秀俊先生が、
健康寿命100年社会の実現を目指すクラウドファンディングを実施されていますので、
本日は一部予定を変更し、
その取り組みについてご案内させていただきます。


◆ 三陸のイサダで
健康寿命100年社会を作りたい ◆


プロジェクト概要
「人生をアクティブに謳歌する健康寿命100年社会の実現」を目指し、
三陸のイサダに含まれる新機能性成分8-HEPE(8-ヒープ)を
活用した健康食品開発を目指すプロジェクトです。

8-HEPEとは
イサダ(ツノナシオキアミ)に含まれる新たな機能性成分です。
正式名称は8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸で、EPAの8番目の炭素R位にヒドロキシ基が導入された構造を持っています。
この成分はイサダに特徴的で、他の南極オキアミと比較してもイサダにおいてその含有量が多いことが分かっています。

8-HEPEに期待されている効果:
細胞試験や動物試験において、以下の効果が確認されています。

• 肝臓における脂肪燃焼促進
• 血漿と肝臓の中性脂肪抑制
• 動脈硬化の抑制

悪玉(LDL)コレステロール低下と善玉(HDL)コレステロール増加作用

これらの効果から、8-HEPEはメタボリックシンドロームや
高コレステロール血症の予防
に役立つことが期待されています。

本プロジェクトでは、8-HEPEを配合したグミの開発を通じて、
皆様の健康維持・増進に貢献することを目指しています。

本プロジェクトには、弊社(ビーエイチエヌ)としても大変お世話になっている
早稲田大学の矢澤一良先生も推薦人としてコメントを寄せられています。
8-HEPEの研究はまだ初期段階ですが、
これらの結果は生活習慣病予防の新たな可能性を示しており、
今後の研究開発によってさらなる効果の実証と実用化が期待されます。

ご興味のある方はこちらのサイトから詳細をご覧ください。
https://academist-cf.com/projects/373(外部リンク)

募集期間:2025年02月04日(火) 08時00分 ~
2025年03月27日(木) 17時00分

※クラウドファンディングの実施時期・詳細などについては、今後変更となる場合があります。
※ご寄付にあたっては、寄付募集期間に寄付募集ページを必ずご一読くださいますよう、お願いいたします。
※BHNは情報提供者としての立場となりますため、プロジェクトに関するお問い合わせやご質問は、
上記リンクからクラウドファンディング運営元へご連絡いただきますようお願いいたします。

地域社会や健康寿命の延伸に貢献できる機会として、このプロジェクトに少しでもご興味を持っていただければ幸いです。




膝関節ケア商品の高まりとUMIN登録からみる最新の臨床試験動向

昨年は多くの届出の撤回が見られた機能性表示食品ですが、
膝関連の商品は過去5年間で最も届出件数が多かったのをご存じでしょうか?
また、届出に付随して、臨床試験も多く実施されています。
そこで今回は、膝関連商品の情報や臨床試験の動向についてご紹介します。

◆ 膝関節ケア商品の高まりと
臨床試験登録からみる臨床試験の最新情報 ◆


高齢化社会の進展に伴い、膝の健康に対する消費者の関心が高まっていることが、
関連製品の届出数の増加からも、うかがい知ることができます。

関連する機能性表示食品で多く使用されている成分としては、
グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンペプチド、
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン、非変性II型コラーゲンなど
があります。
弊社にて販売している原料もありますので、
気になる原料がありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。

機能性表示食品として届出するには臨床試験に基づく論文が必要となります。
その臨床試験を実施する際には、臨床試験登録(UMIN登録等)が必須となっています。
登録された臨床試験の動向を掴むことで、
各社どのような事を重視しているのか等を推測することが出来ます。

2024年分のUMIN登録分析をしましたので、分析の結果を共有いたします!

UMIN登録分析

これまでの登録数は年間400~500件程で推移していましたが、
2024年は570件を超える数が登録されていました。
領域別での登録実績としては、整腸、肌、抗疲労、安全性の順で多く
どの領域にも属さない探索的な試験は過去5年間で最も多く100件近く登録されています。
これらの要因は、紅麹の件をうけた安全性試験の増加や
機能性表示食品が目的ではない探索的な試験が増加した影響だと考えています。

また、更年期や月経随伴症状等の女性の症状にフォーカスを当てた
フェムテック試験も過去5年間で最も多く登録されていました。
多くの女性が活躍する中で、女性をサポートする製品の需要が高まっている事がうかがえます。
実際にEBFでもフェムテックに関する試験を数本サポートしております。

EBFの直近試験

機能性表示食品の制度に関して、今年の4月から必須となるPRISMA2020対応や
紅麹の件を受けた各種改正
など、様々な変更があるため
どのように対応すべきか迷われているお客様も多いかと思います。

これを機に自社エビデンスを積み重ねていくことを検討してみてはいかがでしょうか?
EBFでは届出のサポート以外にも、こういったエビデンス取得のサポートも行っています。

UMINの分析から最新のトレンドを把握することで試験領域やデザインの提案をおこない、
より価値のあるエビデンス取得を目指します。

試験デザインや費用感等お気軽にご相談ください!


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