イチョウ(Ginkgo Biloba L.)はイチョウ科イチョウ属の裸子植物で、2億5千万年から存在し、「生きた化石」とも言われる生命力の強い植物です。中国では5千年前から漢方薬として使われ、日本でも解毒、抗炎症、産前産後、長寿などの生薬として利用されていました。戦後はフランス・ドイツで急速に開発が進み、ヨーロッパでは医薬品として販売されています。イチョウ葉エキス(イチョウ葉抽出物)は、テルペンラクトンやフラボノイド配糖体が有効成分であり、脳の血液循環不全や末梢血管循環不全の改善効果があると報告されています。他にも、抗酸化作用や冷え症の改善、記憶力の改善などの様々な効果が研究報告されています。

イチョウ葉エキスは抗酸化作用、血管拡張作用、血小板凝集抑制作用により血流を改善します。血流を改善することで、冷え症の改善や血管性認知症により低下した脳機能の改善効果が期待できます。
右図は血管拡張作用のイメージ図です。イチョウ葉エキスは、抗酸化作用により、活性酸素種から血管拡張作用を持つNO(一酸化窒素)を守ることで血流を改善します。

Santos RFら:Pharmacopsychiatry,36:127-133(2003)
被験者:60-70歳の健常な男女48名
摂取量:イチョウ葉エキス末、もしくはプラセボ80mg/日を8か月間摂取
評価方法:言葉や見た図形に関する記憶力を摂取前後で比較

記憶力の改善効果が明らかにされています。